水回りのリフォームに際して業者が入って来たため、荷物を2つの部屋に押し込んだ。捨てる時間が無かったというよりも、溜め込むタイプなので致し方ない。問題は本。「そのうちいつか…..」と思って積ん読にしていた本も移動を余儀なくさせられた。移動させながら、その本を購入した時のことを思い出す。捨ててしまえば思い出も消失。よってまた仮置きする。
昨日、最後に残っていたエアコンを設置。電気屋さんに心からの謝意を述べた。そして、早速、『九十三齢春秋』(北林谷榮著 岩波書店 2004年)を読み始める。本の帯にはこう書いてある。「わたしは真っ直ぐに躰を保って、すっすっと歩を運ぶのが好きだ / 他者の心のなかに感銘として残る演技は滅多には生まれない。千にひとつか、万にひとつか」
何故だかわからないが、大先輩方の生き様を記した本が積ん読状態でたくさん待機している。やっと読む時間ができたということは有難い。時空を超えて、いろいろな人生を、多種多様な表現で知ることができるのは積ん読のおかげである。