連休中、小説を読んでいると、「明眸皓歯」という四文字熟語が出てきた。「めいぼうこうし」と読む。急に母を思い出した。何故ならば、明治生まれの母はこの言葉をよく使っていたからである。
ネットで調べると、「唐の詩人である杜甫が楊貴妃の美貌を形容したのが由来で、ぱっちりと開いた明るい目と白い歯を意味し、転じて美人を表す」と解説されていた。
私は「オワコン」という造語が嫌いだ。「終わったコンテンツ」から造られたものだそうだが、過去を否定するばかりはいかがなものか? 取捨選択しながら自分の頭の中にいろいろな単語や表現を残していくのは、思い出とともに、何よりも脳の栄養になってよい。