昨日、タイ人講師が甥御さんの動画を見せてくださった。内容は、1歳8ヶ月の坊やが絵本を見ながら、ママから教わった「タイ文字子音表」をすらすらと諳んじているものであった。ママ(医師)が鶏の絵を指さしながら「กอ」と言うと、坊やは「ไก่」とすかさず言うことができた。44文字の子音のうち、難しい子音は少し時間がかかったが、それでもママの助け舟で何とか合格。
坊やが一番好きな子音は「ยอ ยักษ์ 鬼」。街や寺でこん棒を持って立つ鬼を見ると、「ยักษ์ ยักษ์」と指さすそうだ。おそらく発音がしやすいのと、鬼の形が面白いのと、その両方から覚えたのであろう。
私が最も驚いた点は声調が完璧であること。すなわち、坊やの耳には最初から声調がすいすいと入って行き、脳にピタッと定着していることである。我々日本人が大人になってから勉強すると声調に悩むが、1歳8ヶ月のタイの坊やには何の問題も無い。