セラドン焼きの壺

昨日、横須賀へ出かけた。横須賀華道協会主催の「諸流 いけばな展」に、泰日文化倶楽部の華道講師が出品されておられたからである。会場にいらした講師はご自分の作品について是非とも解説をなさりたいと勢い込まれた。

解説とはこうであった。「花瓶はタイから買って来たセラドン焼きです。板敷もタイから購入したものです。いずれもアジアのものですから、生ける花もアジア的なものを選びました。日本の伝統的な花では花瓶とマッチしないからです」

花はグズマニアで、これはパイナップル科に属するものであった。日本では観葉植物として売られている。「花は器を選ぶ。そして、器も花を選ぶ。生まれ育ちは大切。何故ならば相性があるから」という華道講師のお話であった。