珠洲焼と七輪

能登半島地震発生から約1ヶ月半近くになろうとしている。ネットのニュースで珠洲焼のことを知った。「12世紀中葉(平安時代末)から15世紀末(室町時代中期)にかけて能登半島の先でつくられていた焼き物で、1979年に地元作家の手で再興された。古墳時代から平安時代にかけて焼かれた須恵器の技法を受け継いでいた」というウィキペディア解説を読み、まさしく日本伝統の陶器だと思った。

珠洲市の名産を調べていると、他に「七輪」が有った。国内消費のみならず、外国の日本料理店で使われるため、輸出もしているそうだ。

珠洲焼も七輪も今度の地震で壊れた。窯自体がやられてしまった。しかし、陶芸家も七輪製造の業者も必ず再興してみせるという気構えをみせている。能登半島の土壌には能登の人々の気概と気骨、すなわち、「困難にも屈しない強い意気」が永遠に浸透していると思われる。