昨日、大学時代の友人を偲ぶ会がホテル・ニューオータニで有った。彼女が天国へ召されて一年。ゆかりのある方々に最愛の妻を偲んでほしいという御主人の意向が十分にくみとれるすばらしい会であった。息子さんが中国人女性と結婚していて上海に住んでおられるため、お嫁さんのご両親も参列しておられた。
私の隣りに座った方はアメリカ人であった。彼と亡き友人との出会いを尋ねてみると、英会話学校で彼女に英語を2年半、教えたことがあるそうだ。しかし、我が友人は東京女子大学英文科を卒業した才媛である。何故、街の英会話学校へ行ったのであろうか?
アメリカ人は言った。「彼女の英語は完璧でした。話すのも、書くのもすべてすばらしかったです」
それを聞いて、私は友人の努力する精神に感心した。教えられるものが大いに有った。
アメリカ人は続けた。「彼女のあと、お嬢さんが私から英語を習いました。現在は、さらにその娘さん、すなわち、中学生のお孫さんが生徒になっています」