タイ人をタクシー運転手?

先日、タクシー運転手不足を解消するために、佐賀県が2~3名のタイ人を雇用して研修し、来年から実際に街中に出てもらいたいという計画が有るニュースを見た。外国人ドライバーの事故が多発している昨今、このニュースには頭をかしげた。

佐賀県はタイのドラマのロケ地になった。タイ人にとっては格別に大好きな県である。佐賀県もタイ人を大歓迎。そこまでは素晴らしい話だ。だが、日本人のタクシー運転手がいないからタイ人をという発想はもう少し熟慮の余地がある。

外国人を正式に招くには相当のお金がかかる。その費用を日本人タクシー運転手にまわし、条件の良い待遇を提示すれば、日本人から応募者は出るはずである。私は外国人だから駄目と決めつけているわけではない。「日本人がみつからないから、では外国人を雇用しよう」という単純な考えをあらため、日本人を優遇するようにしたほうがいいと提案したいだけである。