昨日の朝、某警察署に行くとロビーに生け花が飾ってあった。近くの歴史ある女子高の華道部が署にやって来て生けているようだが、清涼たる空気感をかもし出している。私も長く生け花を習っているから、そして師範の免許も取得しているから、ついつい枝の長さや角度が気になったが、それはさておいて、女子高生達の生ける気持ちを高く評価したい。
署を出て向かった先は日本橋高島屋。「第58回日本いけばな芸術展」を鑑賞。何故ならば、泰日文化倶楽部の「アジア女性のための生け花教室」の講師が出品されていたからである。日本全国の一流の華道講師が生け花芸術の神髄を披露し壮観であった。
午前中は経験が浅い女子高生が生けた花、そして午後は華道に精通した大御所の生け花、両者を観て、日本の生け花が日本人に教え伝える美と精神を大いに感じ取ることができた。