昨日、六本木の新国立美術館で開催されている「第99回 国画展」を観に行った。大学時代の友人が出展しており、毎年、招待状が届くからだ。彼女は画業歴50年以上。先日、時期を同じくして開かれていた銀座でのグループ展会場で彼女とばったり遭遇。20年ばかり会っていなかったから、最初はお互いに認識できなかった。それだけ年をとったというわけか…..。
友人が挑んだ今年のテーマは「狐の嫁入り」。彼女曰く、「これからは古典に回帰するつもりよ」
古典ならいくらでも題材が有る。だが、それを如何に解釈するかは本人次第。そして構図と色彩を考えながら表現して行く過程には苦しみが伴う。芸術家は格闘家。そう言っても過言ではない。友人は芯が強い。百歳まで頑張る意気込みを見せた。