昨日、等々力へ行った。等々力渓谷の新緑を見たかったが我慢。仕事が終わった後、駅近くの老舗の蕎麦屋へ寄ってみた。夕方5時から夜の部が始まるが店は支度中のまま。5分くらい過ぎてからようやく店が開いた。だが、蕎麦屋ではなくてお好み焼き屋になっていた。
創業1924年の蕎麦屋の入り口には、「100年もの長きにわたり営業できてお客様に感謝です」の貼紙が貼られている。店の若い人に尋ねると、「昼は蕎麦屋ですが、夜はお好み焼き屋になっています」とのこと。狐につままれた気分になった。
夜は蕎麦を食べる客が少なくて商売にならないのかもしれない。そして、蕎麦屋の店主が高齢化して、夜の営業をするほどには体力が無い。人手不足もある。夜は別の人に店舗を貸したほうがラク。いろいろなことが考えられる。だが、101年目に入った蕎麦屋の看板だけは守りぬきたい。ともあれ、蕎麦を食べたい人達のために末永く頑張ってもらいたいものだ。