札幌農學校

「札幌農學校」というお菓子を頂戴した。個別包装には北海道大学認定の北海道ミルククッキーと書かれてあった。クッキーには堅いものもあれば柔らかめのものもあるが、「札幌農學校」は後者のほうである。口に入れた時の食感がいい。

小さい頃、函館トラピスト修道院のクッキーを頂くのが楽しみであった。西洋に一歩近づいた感がした。せんべいが<和>とすれば、クッキーは<洋>である。いずれも捨てがたい。

私のような年代の者にとって、札幌農學校と言えばあのクラーク博士(1826-1886)であり、”Boys, be ambitious!”である。若者達がスマホで調べものをすることは良しとしよう。だが、長時間に及ぶうつむき加減の姿勢をクラーク博士が見れば、果たしていかなる感想を持つであろうか?