ちょぼ(干菓子)

京都へ行った生徒さんから「ちょぼ」という和三盆の干菓子を頂いた。菓匠の説明に因ると、「昔、祇園町や花街で働く女の子を<おちょぼ>と読んだ事から、<ちょぼ>と名付けました。可愛らしいおちょぼ口を模した赤い点が特徴的です」と書いてあった。ネットで調べると、他の菓匠では、この干菓子を「お千代宝」と称し、よく考えた目出度い漢字を当てはめているところもあった。

似通った音の単語に「チャボ」が有る。漢字で書くと「矮鶏」。愛玩用ペットとして、小型に改良された鶏だそうだが、この言葉の由来をネットで見つけた。「江戸初期にインドシナのチャンパ(占城)から渡来したのでこの名がある」

ついでに「シャモ(軍鶏)」を調べると、「江戸時代にシャム(現在のタイ)から日本に入って来た鶏で、その名前に由来する」とあった。ちょぼ、チャボ、シャモ…….。言葉遊びは面白い。