書き初め

書き初めは日本の伝統行事の一つである。年の初めに子供たちが一年の希望をこめて、集中して筆を動かす姿はいつ見てもすばらしい。小さい時から書道を始めると、字の基本のかたちがしっかりと身について一生の宝となる。

今年初めての授業の時に、タイ語の生徒達にも「タイ語で書き初め」を課した。ただし、筆ではなくて、いつものボールペンで。ところが皆さんの手の運びが遅い。年末年始の長い休みでタイ語の感覚が鈍ってしまっていたからである。

元生徒さんからの賀状にこう書いてあった。「今年はタイ語手帳を買ったので、頑張ってタイ語で手帳を書きたいと思います」 彼女はタイ語の基本をしっかりと習得しておられるから、タイ語に対する抵抗が全くなく、いつでもタイ語がすらすらと書ける。