大人のための塾

『頭をよくするちょっとした習慣術』(和田秀樹著 祥伝社 平成13年)の中に、「<語学に強い頭>にするための習慣術」という章が有る。和田氏の意見をかいつまむと以下の通りである。

①英会話学校に多額の授業料を支払い、週に何時間か費やすのならば、一日三〇分でいいから、英文を読む習慣をつけたほうがはるかに「語学力」は身につく。

②もし学校というものが有効であるならば、やはり「大人のための英語塾」というものができないといけない。単にネイティブスピーカーと日常会話をするだけではなく、それぞれのレベルに合わせた「読解問題」をさせ、英作文の添削をしてくれるような「読み書き」専門の語学学校の登場が望まれる。

これを読んで、我が泰日文化倶楽部は「大人のためのタイ語塾」であると確信した。和田氏は「会話力」を軽んじているわけではない。何に力を入れるかは、必要に応じて自分で考えればいいのである。要は語学の勉強を通して思考力を鍛え、外国の人と対等に意見を交わせる訓練を継続させることが肝要なり。