秋田から帰京する時、駅の売店で「ぼだっこ」というおにぎりを買った。名前が可愛かったからである。ネットで調べてみると、「ぼだっことは、塩辛く漬け込んだ鮭を指し、秋田県民のソウルフードとして親しまれています」と書かれてあった。
さらに、「ぼだっこ」の由来に目を通すと、諸説あるが、次なる2点をおさえておくとよいようだ。1)色鮮やかな紅鮭の切り肌がボタンの花に似ていることから、秋田弁の「ッコ」をつけて名付けられた。2)いろりやかまどにくべる木切れの「ほだ木」に似ているから。
さらに秋田といえば、しょっつる(魚醤)だ。しょっつるの読み方の由来を調べてみると、「出汁」と書いてあった。秋田風に発音した結果、しょっつるになったとのこと。「所変われば品変わる」といわれているが、「所変われば呼び名変わる」。