昨日、ドイツから来日したばかりの女性と話す機会が有った。彼女は私の茶道講師の40年来の友人である。日本語が上手。毎年のように日本に来ていたが、今回は5年ぶり。「パンデミックだったから….」と、非常に残念がっておられたが、その感情の表し方はまるで日本人そのもの。3人のお子さん達にも日本語の家庭教師をつけたそうだから、一家総出で日本贔屓だ。
彼女はジャーナリスト。70歳。「人生いろいろ有りました。仕事が減って来たのがつらい」と吐露した。その気持ちはよくわかる。私は激励した。「70歳代は70歳代の生き方をしましょうよ! 自分が納得できて、楽しく思うことをやり続けることが大切」
ジャーナリストとして相当に頑張って来られたことは、彼女が世界各地にたくさんの友人がいることでよくわかった。私から彼女に示唆する必要は全くないが、4時間ほど話し、一緒に鮨をつまむことで、互いに姉妹のような感情を覚えた。彼女の力強い日本語は実に印象的であった。