月・露・菊

朝夕の冷気を感じる今日この頃……。虫の音を聞くと気持ちはもう秋。日本の伝統文化の世界において、秋といえば、「月」、「露」、「菊」の季語が頭に浮かぶ。とりわけ月に関する表現は枚挙にいとまがない。昔の人はいつも空を仰いでいたのであろうか?

タイ女性の名前に、「วันเพ็ญ  ワンペン =満月」という名前が有る。そして、「น้ำค้าง ナムカーン=露」、「เบญจมาศ ベンチャマート=菊」という名前もある。それぞれ、満子さん、露子さん、菊子さん、ということになりそうだ。

四季に敏感な日本人は自然を愛し花鳥風月をめでる。だが、タイ人の名前の中にも自然は生きていた。