8月17日、かつしかシンフォニーヒルズ(青砥)で行われた「邦楽アンサンブル 21世紀 vol.24」の演奏会を聴きに行った。指揮者の関裕文氏は元生徒さん。舞台の上の彼には円熟味とオーラが有った。
演奏された曲目は、「秋祭り」、「証城寺のスケルツォ」、「国東の賦」、「迦楼羅」、「風宴」、「邦楽器のためのインプロヴィゼーション」の6曲。古典的な曲しか知らない私にとって、これらの曲は初めて。音楽大学を卒業された多くの方々が積極的に作曲に取り組んでおられることを知り、日本の邦楽界の頑張りに拍手だ。
演奏者の中には演奏歴40年の方々も数人おられ、芸に対する芯の強さを観た。邦楽を心から愛し、次の世代に地道に、かつ、確実に伝承して行こうという姿が素晴らしかった。