一昨日、タイ人の付き添いで病院へ行った。心電図という単語がすぐに出て来なかった。心電図の「図」にとらわれ過ぎたからだ。しかし、現物が目の前にあるから、タイ人は言った。「ชีพจร」、と。
だが、「ชีพจร」だと、「心拍、脈拍」という意味だけだから、「図」という意味は訳しきれていない。ネット辞書で調べると、「คลื่นไฟฟ้าหัวใจ」と出ていた。「波+電気+心臓」の合成である。
よくよく考えてみると、タイ人が発した「ชีพจร」のほうが現実的でわかりやすい。専門用語を覚えることはもちろん大切だが、現実的な表現を使うほうがタイ人にはもっと通じやすいと思った。