昨夕、泰日文化倶楽部が入居しているビルのエントランスで二人の女子高生が真剣な表情で何やら話し込んでいた。彼らの会話は英語。同じビルにいるミャンマー関連者の子供だと思い、「素晴らしい英語ですね! ミャンマー人でしょ?」と、私も英語を使って尋ねた。
すると、一人が「私はフィリピン」と答え、もう一人が「私がミャンマー」と答えてくれた。フィリピンの女子高生がミャンマーの女子高生に悩みを打ち明けている様子であった。二人の表情を観察しながら、東京で日本人に交じって高校生活を送るのは大変だろうと想像した。
悩みを打ち明けるには、原因と理由をはっきり述べなくてはならない。単なる日常会話ではないのである。あらためて思った。いずれの言語であれ、理論的に話せるようになるためには、日々、しっかりと思考し、そして表現力を磨くことが要求される。