一昨夜、ドイツ在住の日本人御夫妻が慶事のため一時帰国されているので、他の知人も交えて会食をした。前回お会いしたのは2019年11月。コロナのニュースがちらほらし始めた頃であった。あれから4年半。高齢者達である我々は再会できたことを開口一番、喜びあった。
日本人御夫妻は御親戚を訪ねて長野県や埼玉、群馬へ行かれたそうだ。意外であったのは、茨城県笠間市にも行かれたことであった。なんでも御姉様が常陸国出雲大社の中の樹木霊園に葬られているとのこと。コロナで会えずじまいのまま姉妹は永遠の別れとなってしまった。
茨城県に出雲大社の分社があることを初めて知った。出雲大社といえば縁結びの神様。しかし、樹木葬もやっておられるとは……。いずれにせよ、縁は結婚だけの縁ではないということだ。現世との別れはやむを得ないが、人と人の縁は心の中で続く。