月に一度だけ個人レッスンを受講しているK子さん。その彼女が最近ものすごく気合いを入れ始めた。タイ語を読むスピードも速くなった。ノートに書いているタイ文字もしっかりしている。彼女のレベルはタイ小学校国語教科書(2年生向け)を読む段階の初心者レベル。だが進展が見られることは教師にとって嬉しい限りだ。
上記の教科書の練習問題に、「รักกัน rak kan 愛し合う」という表現が出て来た。K子さんはこれを「ラクガン」と読んだ。私の耳には「落雁」に聞こえた。この練習問題の意図は、末子音の「~k」が正しく発音できるか否かである。
日本人は「促音節の末子音:~k/ ~t/ ~p」の発音が不得手だ。日本語の「落雁 rakugan」ではなくて、タイ語の「rak kan」として正しく発音できるようになるかは、味の素、もとい、タイの素(=タイ的要素)をいかにたくさん振りかけるかにかかっている。