昨日の茶道教室で「福梅」が供された。福梅の由来を調べてみると、「石川県及び富山県の一部で古くから伝わる正月の和菓子。加賀藩前田家の第十一代目藩主前田重教の時代、新春の茶席に献上されたものが正月の菓子として伝えられたのが始まりとされている」と解説されていた。
茶道講師のはからいで、棗は輪島塗で模様は松竹梅、茶碗は金沢生まれの作家の作品が用意された。そして参加者全員で石川県の被災者の方達に思いを寄せた。
「寒い頃には、<福>という漢字を単語の前につけるといいですよ」、と講師。そういえば、福男、福女、福引、福袋、福富、福徳、福運、福良雀、等々がある。1月も下旬に入ったので正月気分はすっかり抜けたものの、元日からの凶を強運に変えるべく、福梅を食べて再スタートである。