『老いの整理学』(外山滋比古著 扶桑社新書 2014年)の中に興味深い話が有ったので引用する。
「これはイギリスの話だが、昔、名門のパブリックスクールの生徒がゼロになった。それでも学校は閉鎖されることはなかった。教職員はそれまでどおりの給与を受けた。十年の間、学校は守られた。やがてその志が社会に認められて生徒が集まるようになった、という。学校にしっかりした基本財産があったからである。それは寄付によるものである」
この話、泰日文化倶楽部もあやかりたいものだ。だが、その反対に寄付の振込用紙ばかりが届く。