日本語を教える

昨日、生徒さんから頼まれて彼の奥さんに日本語を教えた。10月に来日したばかりだから、彼女の日本語はこれからだ。しかし彼女には日本語を真面目に習いたい気持ちがとても強い。教えていて教え甲斐が有った。

教えていて気がついたのは、母国語のタイ語の声調が影響するためか、日本語に変な抑揚がつくことだ。なるべく自然な話し方にさせるために、私は何度も同じ文章を発音し、彼女の耳を慣らせるようにした。

彼女は素直に発音を繰り返した。6度目くらいでやっと自然な抑揚になった。しかし、教室を離れると、おそらくまた我流に戻ると思われる。この傾向はタイ語を習う日本人の生徒達にも言えることだ。教室で教師から鍛えられ、それを身につけるには時間がかかる。