足がつる

先週の授業中、生徒さんの一人が「足がつるというのはタイ語でどう言いますか?」と質問した。タイ人講師はすかさず白板に書いた。「ตะคริว」 しかし、発音は「ตะคิว」としか聞こえなかった。ร 抜きの発音だ。それにはもう慣れている。なお、『タイ語辞典』(冨田竹二郎編纂)には両者が並列して書かれてあった。

ตะคริวには、痙攣するという意味もあった。つまりは、「足が痙攣している」という表現になる。日本人としては、「足がつる」と「足が痙攣する」とは少々、ちがうような気がしないでもない。一般的な痙攣は「ชัก」である。身体の部位が異なると単語もより限定されていく点にタイ語の面白さを感じる。