先日、バスに乗っていたら、5歳くらいの男の子がバスの窓に貼られているシールを見て母親に言った。「ごみ、だめ」、と。すると母親が「ごみではなくて、タバコよ」、と教えた。
子供は「タバコってなあに?」とすかさず聞いた。彼にはそれが未知なるものであったから。
母親は説明した。「大人が火をつけて、モクモクと煙を出しながらすうものよ。こどもはダメ」
それを聞きながら、私はその説明では現状に合っていないなあとへそまがりなことを考えた。何故ならば、最近は電子たばこが主流になりつつあるからだ。
いずれにせよ、その坊やにとって、タバコというものの存在を知り、新しい単語を一つ覚えたことになる。