兎が虎をからかう

 今日1月20日は、旧暦では12月29日。我々日本人はすでに兎をお迎えしているが、中国人はあと2日で春節だ。
 『タイ日辞典』(冨田竹二郎編纂)の中に、「กระต่ายแหย่เสือ(ウサギがトラをからかう)」という慣用句が載っていた。その意味するところは、「身分の低い者がえらい人をからかう → 非常に危険」
 寅年が去り卯年になった。だがこれは干支だけの話。よくよく考えれば、ウサギであれ、トラであれ、居るところにはどこにでも居る。要はちょっかいを出さないようにという警句であろう。
 とかくこの世は厄介。動物は怒り噛みつく生き物だ。身の危険を防ぐには、当たり障りのない処し方が肝心である。