『パンセ』(パスカル著 前田陽一・由木康共訳 中公文庫 1973年)から出題する。
1.言葉は、ちがった配列をすると、ちがった意味を生じ、意味は、ちがった配列をすると、異なった効果を生じる。
2.言語というものは、文字と文字とが置きかえられているのではなく、言葉と言葉が置きかえられている暗号である。
3.あまり早く読んでも、あまりゆっくりでも、何もわからない。
4.一生のうちでいちばん大事なことは、職業の選択である。ところが、偶然がそれを左右するのだ。
5.すべての人が手段についてだけ熟慮して、目的についてそうしないのは、嘆かわしいことである。