中国語講師と書道

昨日、「旅する中国語 土曜日14:30」のクラスを見学した。中国語講師は早稲田大学大学院生である。彼女は春休みに河北省に帰省すると言っていたが、情勢が情勢だから東京にとどまることになった。
 彼女はいつも授業の20分前に教室に来て、その日に習う中国語の文章の例題を5文ほど白板に書く。漢字がとてもしっかりとしていて、品があるので、すばらしいと思っていたが、昨日、その秘密がわかった。
 彼女は留学生活中、部屋で「道徳経」を写経しているそうだ。写真を見せてもらったら実に立派。それをラインしてもらい、私は一字一字、もう一度、じっくりと見た。そして、私の茶道講師にラインで送った。何故ならば、彼女は漢詩を書いて、毎年、書道展に入選しておられるからだ。返信には次のように書かれてあった。
 「起筆がしっかりしていますね。やはり筆の文化が身体に備わっているからでしょうね」