先週の土曜日、「アジア女性のための生け花教室」を実施した。私は2杯、生けた。華道講師が用意された花材は、雲龍柳とバラ、そして、南天と竜胆(リンドウ)であった。
1杯目は、雲龍柳を生けた。葉っぱが全く無い。良い枝ぶりを5~6本、まず選ぶことから始めたが、細い枝を剣山に生けて行くのは至難の業である。最近、ずっと枝物ばかりを生けているが、いくら習っても思うようにはいかない。
だが、華道講師のご指導のもと、生け終わると、まさに龍が天に昇って行くみたいに見えて、大満足。
2杯目は、南天と竜胆と白菊を生けた。南天といえば、「難を転じる」ということで、正月の花だ。だが、赤い実はついておらず、緑ゆたかな南天の葉が瑞々しかった。竜胆は漢字のイメージから言うと、まさしく竜の胆(きも)だから、とても力強い。
このところ花の名前をカタカナで書く傾向がみられるが、漢字で書いたほうが、日本人には有難味が感じられる。