からす麦クッキー物語

 昨日、生徒さんから、もみじ饅頭とからす麦クッキーを頂いた。もみじ饅頭は広島名物だから食べたことがあるが、からす麦クッキーのことは知らなかった。箱の中に入っていた栞に、「からす麦クッキー物語」と書かれてあったので、興味を持って読んでみた。
 要約すると、クッキー機械を得意とする製菓製パン機械を扱う商社勤務の高橋正巳氏(故人)がロシアで見たからす麦に着目。「日本は農業を大切にしないとね。<中略> クッキーの技術レベルは日本もすぐれてきた。ヨーロッパの人々を驚かすクッキーを作りたいのだ」と言って、ヨーロッパに輸出できるほどのクッキー機械を造った。クッキー機械王である高橋氏は農業国日本への願いと夢をつくられた、と栞は結んである。
 何かを発想するには、やはり自分の足で歩き、見聞を広める必要が有る。からす麦クッキーは牛肉のエキスやアーモンドも練り込まれているから栄養価が高い。平常時のおやつのみならず、災害時の非常食にも最適だと思う。