「子供が劣化している」という意見

昨日は「敬老の日」。話題が高齢者に集中し、周囲から優しくされた高齢者達も多かったことであろう。福岡県の施設に入っておられる長寿世界一の田中カ子さん(116歳)をニュースで見たが、受け答えはしっかりとしていた。しっかりと聞いて、はっきりと答えることが大切だと思った。
 これから先、ますます高齢者が増えて行くことは誰の目にも明らかだ。問題は子供達。ネットに書かれた意見を読んでいると、「少子化は致し方ないが、子供達が劣化している」と書かれてあった。それは由々しきことである。現役の小学校の先生の話によれば、教員免許を取得しても先生になりたくない人が以前よりも増えて来ているとのこと。
 無責任に結論を出すのはいけないが、子供達が能力的、体力的、そして、精神的にマイナス傾向になるのを、大人達は止めなくてはならない。高齢者に対する手厚いお世話を、もう少し子供達に振り当てて、基礎的人間力を上げないと、日本人の顔も頭も貧相になる。