「和」の心

昨日、新元号が発表された。官房長官が墨書された漢字を見せる前に、「新元号はれいらです」と言った時、私には漢字が浮かばなかった。10秒後、「令和」という漢字を紹介されたものの、ピンと来なかった。だが、不思議なもので、昨日のたった一日だけで、慣らされていくのが感じられた。
 昭和の時代が長かったので、またしても「和」という漢字が使用されることに新鮮さを覚えない。しかし、決まったことだから、長所をとらえて前向きで受入れよう。
 70歳前後から、「洋」よりも、「和」のほうが落ち着くようになった。年齢のせいであることに間違いなし。フレンチよりも和食のほうがいい。ケーキよりも和菓子のほうが季節感を味わえる。洋服よりも着物のほうが日本女性には似合う。
 日本全国、まだまだ行っていないところが多い。「大和の美」を求めて、地方へも旅したいものだ。