親戚を案内して観光地をまわること5日間。その間にタイ人観光客とたくさんすれ違った。鎌倉の大仏近くの通りでは、「おいしいはずよ น่าจะอร่อย」と言っているのが聞こえてきた。ランチの話をしているようであった。
昨日は東京駅前の丸ビルへ行ったが、そこの1階の広場で小さな物産展が行われていた。タイ語が聞こえてきたので近くまで行ってみると、タイ人カップルがいちごを味見しているところであった。
私はすかさず話しかけた。「甘い? หวานไหมคะ」 女性が答えた。「甘いけど、酸っぱい หวานแต่เปรี้ยว」
我々の会話はそれだけ。しかし、ものすごく気持ちが通じた気がする。何故ならば、タイ人カップルはその場になじんでおり、まるで日本人みたいであったからだ。違うのは、タイ語を話すだけ。
いずれにせよ、自然体で日本を観光するタイ人が多くなった。みんな、何度も日本を訪れているリピーターなのであろう。