平昌オリンピックで銅メダルを取ったカーリング娘達の「そだね」が注目を浴びている。試合中に聞こえてきたアクセントに私は違和感をもった。さらにはそれが<北海道弁>だと言うのにも首を傾げた。だが、スポーツにおける若者達の連帯感の表れだと思えば納得。
昨夜、『司馬遼太郎』(谷沢永一著 PHP研究所発行 1996年)を読んでいると、「(司馬さんは)我々に“そやろ”と同感を求めて、感覚の交流をする。そういうゆとりがありました」という文章を見つけた。
そうだ。関西人なら、「そやろ」という言葉をよく使う。それに対して、相手は「そや」とか、「そやな」と相槌を打つ。「そだね」と言うよりも、「そやな」のほうが、べたべた感が一層増し、親近感がより深まるのが関西弁だ。関東人はそれを嫌うが、「そやな」はほんわかしていい。