8月4日の午後、広島の病院に入院している元教え子のお見舞いに行った。1年半前に来た時には改修工事をやっていた駅舎内がきれいになっており、広島球場へ行くのに一番近い改札口は赤で統一されていた。この日は試合が有る日。水筒を持って球場へ向かっている人達を大勢見かけた。
呉線に乗り変えるためにホームで電車を待ったが、とにかく暑かった。東京から呉線の坂駅まで切符を買ってはいたものの、一つ手前の矢野駅で降りてバスで病院へ行った。病院行きのバスに乗ったのは私一人。病院は矢野駅と坂駅の間に在ったが、途中、坂、また、坂が続き、起伏の多い町だと思った。病院の6階から市街を遠望したが、丘陵地帯のほとんどに家が建っていた。人口120万都市の広島。戦後72年が経って、市民の平和でおだやかな生活を見た。