私の大学時代の元寮友の中には先輩達と一緒に「朗読の会」に参加すること数十年。主宰者が責任感の強い方だからその会は関東と関西で継続している。主宰者は哲学を専攻し、学生時代からとても思索的な顔をされていた。私は卒業後、一度もお会いしていないが、ますます引き締まった表情をしておられると思う。
「朗読の会」はとても良さそうだ。何故ならば、声に出して読むからである。そして、棒読みにするのではなくて、何度も読む訓練をして、行間に感情移入をすれば、自分自身が役者になったような気もしてくるかもしれない。
1月も後半に入り、日本全国は冷凍庫のようになってきた。外へ出かけるのが億劫であれば、一人で声に出して古典や名作を読んでみよう。そして、日本語の美しさに目覚めながら、自分磨きを心掛けてはどうだろうか。