抜本的な見直しの英語訳

 英語の勉強を兼ねて、最近はNHKの夜のニュースは英語の副音声にしている。そこで感じることは、英語のほうが分かりやすいということ。日本の官庁は「抜本的な改革」とか、「抜本的な見直し」という表現を使うことが好きな傾向にあるが、英語放送では、”fundamental reform”と訳している。辞書を見ると、他に、”fundamental  innovation”、”drastic changes”、”drastic measures”。
 ニュースでは、抜本的、抜本的、という言葉だけが聞こえて来るが、聞いているだけでむなしい。何ひとつ解決しないからだ。「善処します」が「何もやらない」ということ、と同じだ。
 これらの日本語は単に意味なく発射されるまやかしの弾にしかすぎない。実現する日は永遠に来ないのであろうか。