今週から始まったNHKの朝の連続ドラマ「あさが来た」を見ているが、数々の場面に登場する小道具として、算盤(そろばん)が出てくる。幼い主人公が、「ぱちぱちはん」と呼んでいるのは、なんとも可愛い。
算盤は、タイ語で「ลูกคิด ルーク・キット」。ลูก(ルーク)は、子供という意味ではなくて、ここでは、丸い玉という意味だ。คิด(キット)は、考えるという意味ではなくて、計算するという意味だ。したがって、「計算する丸い玉」=算盤。
電子計算機が世に登場した時、驚いた。そして、卓上計算機(เครื่องคิดเลข 機械+計算する+数字)が市販されるようになってからは、算盤とさよなら。
しかし、小学校で算盤の授業を受けた時の手の感触はいまだに覚えている。人間、手の感触は大切にしたいものである。それには、機械よりも、道具に親しもう!