昨日、初めて個人レッスンを受けに来られた方がおられた。もう十分にお上手なので、教えるものは無いと思ったが、「発音を直してください」という希望であったので、タイ人講師と私で、90分間、徹底的に発音の矯正にあたった。
発音というものは、直せば直すほど、もっともっと直したくなる。タイ人講師に対して、私は指示を出した。「少しでも違和感を覚えたならば、その単語をすぐに矯正してください」、と。
タイ人講師が繰り返し発音しても、出来ない発音は、そうすぐに直せるものではない。何故、違うのか分からない場合、舌の位置とか、両唇音の調音の仕方を私が横から説明。
そして、結論は、やはり癖のついた声調がネックになっていると判明。これはタイ語を習ういずれの日本人にも言えることだ。一つ一つの単語はまあまあ発音できても、単語が合成語として、さらには、表現や文章として連続した場合、声調が狂うことが多い。
タイ人講師は、「คนเยอะ 人がいっぱい」と、 「ขนเยอะ 毛がいっぱい」の2つの文章を列挙し、生徒の学力を試した。速いスピードで言われると、聞き取りが難しかった。
というわけで、タイ語の声調に関しては、いつも敏感であらねばならない。