昨日、「タイ語上級 日曜日13:00」の授業で講読している小学校副読本の中に、「จมไม่ลง ジョム マイ ロング =沈んでも沈みきれない」という表現が出てきた。
この副読本は、父、母、姉、そして弟の4人暮らしの家庭の中で、タイ語の表現について、正しい使い方を両親が子供たちに教える内容になっており、なかなか示唆的なテキストである。
そもそも、「จม ジョム 沈む」という単語自体、あまり好きではない。夏の水難事故を耳にするとかわいそうでたまらないからだ。
「沈んでも沈みきれない」という表現の意味するところは、「事業に失敗して貧乏になっているにもかかわらず、経費を切り詰めようとはせず、相も変わらず贅沢三昧をする人」という意味だと、テキストでは母親の言葉を借りて説明している。さらには、「現状に見合った生活状態に改善することができない」とも付け加えている。
「กินไม่ลง ギン マイ ロング 食べ物がのどを通らない」というのはよく使うが、このように更なる新しい表現を覚えることはためになる。だが、出来得るならば、あまり使いたくない表現だ。