公益財団法人日本野鳥の会が発行している『野鳥』(2015年2・3月号)の中に、小笠原海運(株)が「メグロに会える島」という広告を載せていた。
メジロなら知っているが、メグロという名前の鳥は知らなかった。国指定特別天然記念物、環境庁指定絶滅危惧種であるとのこと。学名が、Apalopteron familliare hahashima であるから、母島に生息しているのであろう。
私が面白く思ったのは、メジロに対して、メグロもいるという点だ。白 vs 黒。「黒白をつける」という表現もある。
世の中には反対語が有ってこそ、均衡が保たれ、そこに中庸が生まれてくるような気がする。上下、左右、東西、南北、強弱、古今、美醜、等々。
ストレスがたまる一方の現代、言葉の探訪で気をまぎらすのも一考だ。