昨日、十条の町を歩いていたら、「篝火(かがりび)」という小料理店を見つけた。「篝」という漢字は滅多にお目にかかることがないだけに、しばらくこの一字を見つめた。だが、数本の木を横に幾層にもわたって組んでいく様子が「篝」の漢字には十分に表現されており、実に面白い。普段、よく使う漢字の「構成」とか「構築」の「構」に似ているので、何事であれ、きちんと計画して、しっかりと取り組んでいかなければいけないなあという思いに至った。
ランチは何回か行ったことのある鮨屋にした。そこへ行く理由は老犬がいるからである。店主に尋ねると、「今年15歳。もうおばあちゃんですよ」 彼女が生きていることを知って、安堵した。
鮨屋の近くには延命地蔵がある。姥犬は、そのお地蔵様に守られて、マイペースで一日一日を過ごしているようだ。