昨日、上智大学へ出講した。4月から数えて、第11回目であった。いずれの学生も皆、タイ語の発音がいい。若いから耳がいいのだろう。
S子さんが言った。「先生、私がバイトをしている店にタイ人が来たんです」
私はすぐに尋ねた。「あら、あなた、タイ料理店でバイトをしているの?」
「いいえ、メキシコ料理店です。先生、私のタイ語、通じました!」と彼女が嬉しそうに言ったので、私も得意になって応じた。「もちろんですよ。すぐに使えるタイ語を教えていますからね」
他に、W君の感想も嬉しかった。「ムエタイ・ジムでタイ人コーチにタイ語で話しかけると通じました。日本人である会長がタイ語で話しても全く通じないんです。変だなあ?」
私は自信を持って言った。「あなたにはしっかりと発音訓練をさせています。だから、あなたが話すタイ語はタイ語としてちゃんと聞いてもらえるのよ。発音を徹底して学んだことがない日本人のタイ語はタイ人には通じません」
彼らは私の授業を15時間受けた段階で、タイ語がタイ人に通じたことを確認したことになる。二人ともとてもすばらしい笑顔を見せた。