消費税が上がる前にあわてて家電製品を買い替えた話はすでに書いたが、先日、大量販店の前を通ったので、ヘア・ドライヤーを買うことにした。
店内に入ると、丁度、タイ語でのアナウンスが流れていて、しばらくタイ語のリズムの良さに聞き入った。そして、ほとんど時間をかけずに、ヘア・ドライヤーを選んだ。以前に使っていたパナソニック製品と同類のものだから大丈夫と思ったからだ。
「このシルバー色のをください」と言うと、店員は、「これは、ゴールドですよ」と言った。一瞬、私は自分の視力を疑った。しかし、よくよく見ると、なんだか鈍い金色の光が見えないでもなかった。
帰宅して、箱を見ると、なんと「タイ製」であった。キャノンのコピー機もタイ製だから、別に驚くことは何にもない。むしろ、タイ人が丁寧に組み立ててくれた製品を手に取りながら、タイ人の笑顔が伝わってきた。