昨夜、神田須田町に在る上海料理店へ行った。連れて行って下さったのは、湯島聖堂の前で、「ダブルエイジア・パニック」というアジアとアフリカの雑貨店を営業しておられるY子さん。
彼女は常連なので、中国人店主との会話がポンポンはずむ。私もついつい会話に惹き込まれてしまった。
Y子さんは紹興酒をボトル・キープしておられた。その紹興酒の名前は「女児紅」。店主の説明によると、女の子が生まれると、紹興酒を造り、それを土中に埋めておき、その女児がお嫁に行く時にお祝い酒として飲む習慣があることから名付けられた紹興酒だそうだ。長く地中に埋めて置かれた酒は大変に香りが良い酒に仕上がっているとのこと。
我々が昨夜飲んだ「女児紅」は、希少な15年ものであった。昔の中国では、女の子は13歳でお嫁さんになったそうである。