先日、タイ女性からメールが送信されてきた。名前を見ただけで、すぐに誰であるかはわかった。何故ならば、同じ名前のタイ女性と会うことがなかったからである。
彼女は30年前から数年にわたり、タイ語のアシスタントをしてくださった。メールでは、息子さんが上智大学に入ったこと、そして、上智大学にタイ語の授業があることを知り、講師は誰かしらと見ていると、私の名前をみつけたので、懐かしくなってメールをしたとのことであった。
文面を読んで、私は私でびっくりした。そんなに大きなお子さんがいらしたとは!
私もすぐに返信した。「覚えていますとも。あなたが吹き込んでくださった『タイ語入門』のテキストのテープはいまだに使っていますよ」、と。
テープの時代は終わり、今はCDにしているが、彼女の可愛い声は30年前のままである。