青空? それとも かさぶた?

706号教室で行われている「タイ語入門 火曜日19:00」のクラスに、昨夜から、タイ人講師のヒカル先生がやって来られた。実を言うと、先週からお願いしてあったのだが、彼女、日にちを間違えたらしく、先週の火曜日はどんなに待っても現れなかった。
 このクラスは、昨夜が第4回目の授業であった。そこで、これまで習った単語や表現を使ってヒカル先生と初心者会話をさせるのも有益だと思い、私は教室から出て、806号教室へ行き、「タイ語初級 火曜日19:00」のクラスを手伝った。
 30分ほどして、再び706号教室に戻った。生徒達は新人講師ととても楽しく勉強していたので安心した。
 やがて、おかしなことが有ったことが分かった。それは、A子さんから懇願されて、底抜けに明るい性格の持ち主の彼女に「ファー ฟ้า (高声)青空」という愛称をつけてあげたのに、ヒカル先生には全く通じておらず、変な顔をされたらしい。
 理由は、A子さんの発音が「ファー ฝ้า (下声)かさぶた」になっていたからである。ヒカル先生にしてみれば、「そんな愛称なんて聞いたことがない。吉川先生も変な名前をつけたものだ」と思ったらしい。
 私が声調の間違いを指摘すると、ヒカル先生は納得。彼女はものすごく明るい顔をして、大いに笑った。教室にいた日本人一同も爆笑した。