泰日文化倶楽部は取り立てて宣伝に力を入れているわけではないので、新しい生徒がわーっと申し込んで来ることはない。4月に入って、ぽつりぽつりと問合せがあるだけだ。その対応に応じるのは私の仕事だが、電話だけではあまりよく分からない。見学(1コマだけ無料)をお勧めすると、本当に見学に来られる方は70%程度だ。あとの30%の方達は、何故、来ないかというと、タイ語を勉強する曜日と時間がうまく合わないからだ。
グループ・レッスンの曜日と時間が合わないということであれば、個人レッスンを選択するしかない。1時間半の授業で¥5,400(消費税込み)。高いと思われるかもしれないが、マッサージだと1時間¥6,000が相場だから、タイ語の授業を受講するほうが安いのではなかろうか。
語学の勉強に限って言えば、お金をかけたからといって、急に上手になるわけでもない。グループ・レッスンで根気よく勉強し、学習意欲の持続をはかるかが肝心である。
中級まで進むと、生徒達の心構えも定着し、よほどのことが無い限り、もはややめることはしない。やめてしまえば、これまでの努力が水泡に帰してしまう。つぎこんだお金と時間は戻ってこない。
10年や20年、あっというまに過ぎてしまうものだ。20年を3回繰り返せば、60年となり還暦を迎える。だが成人するまでの20年間は、自分の人生があまりよく分からないものだから、意識的に生きていると明言できるのはそれから後の60年であり、長くて80歳までだ。
ああ、人生はなんと短かいことよ。ぼやぼやとはしていられない。